ニュートリノ検出器の製作に
富士インパルスシーラーが採用される
岐阜県飛騨市神岡町にある、鉱山の地下1000mの岩盤空洞に、 東北大学ニュートリノ科学研究センターのニュートリノ検出器「カムランド」が設置されています。
カムランド検出器は、直径18mのステンレスタンク内部に直径13mのバルーンが浮かべられています。バルーン内部には液体シンチレーターという特殊な油が満たされており、バルーンの周りにはバッファーオイルがあります。ステンレスタンクの表面には直径50cmの1879本もの光電子増倍管が設置されており、ニュートリノによる反応を検出しているそうです。
その内部のプラスチック製バルーンを製作する際に、以前より富士インパルスの特注ハンディシーラーを使用いただいていましたが、今回、新たに特注のシーラーを採用していただきました。
カムランドは2015年ノーベル賞でも話題になった東京大学のスーパーカミオカンデの前進であるカミオカンデが設置された場所を引き継いで造られており、スーパーカミオカンデと共に、現在もニュートリノ観測で大きな役割を担っているそうです。
東北大学:KamLAND公式サイト (外部リンク)
2015年10月30日