オンパルシーラーは「フィルムが溶ける加熱温度」を加えることができますので基本的に加熱時間を設定しなくても、フィルムをシールすることができます。(下イラストの赤色のグラフ曲線で表しています)
加熱時間を設定しますと、設定した時間の間、フィルムが溶ける加熱温度を加え続けることになります。(下イラストのピンク色のグラフ曲線)
フィルムが溶けて接着できる状態にもうなっているのに、さらに加熱を繰り返し続けてしまうことになります。
これは無駄になりますよね。
加熱時間設定が不要なケースで加熱時間を設定すると、
「不要な加熱温度」を加えてしまうことになり、
・ 無駄な電力消費が発生
・ 作業の一工程が長くなり作業効率の低下が発生
・ 部品寿命の低下が発生
などにつながってしまいます。
せっかくのオンパルシーラーのメリットを充分に発揮させることができなくなります。
また、オンパルシーラーは過熱(加熱オーバー)や冷却不足により、部品を損傷させることのないよう、冷却温度を、設定した加熱温度以上に設定できないようにプログラムされています。
ただ、設定した加熱温度に近い数値に冷却温度を設定してしまうと部品に不要な加熱を加え続けることになりますので、冷却温度の設定はを高くしすぎないようにしてください。
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